結論から言えば、2026年秋のメイクにおいてチークは「頬に色を足すアイテム」よりも、顔の方向性と立体感をつくるツールに近づいている。頬骨の高い位置に少量をのせ、こめかみ方向へぼかしてつなげると、強い陰影を入れなくてもフェイスラインが整って見えることがある。 [1]
米国のAllureが2026年9月3日に公開した秋メイクの展望で、メイクアップアーティストたちは、強いコントゥアリングよりもベリー、ローズ、ヌード、テラコッタ系のチークを頬骨の高い位置に置き、顔に構造を与える方法を主な流れとして提示した。これは「顔を小さく見せる技術」というより、肌のいきいきとした印象を保ちながら視線を上へ引き上げる表現方法だ。 [1]
チークでコントゥアリングするとは?
従来のコントゥアリングは、肌より暗い色で影をつくり、輪郭を強調する。ブラッシュ・スカルプティングはその反対に、血色と色を置く位置を利用する。頬骨の最も高い位置から外側へ薄く広げると、頬の中央だけに丸く色を入れる方法よりも、顔が縦に長く、軽やかに見えることがある。
クリームチークとパウダーチークはどう選ぶ?
ツヤのあるベースや乾燥肌の場合は、クリーム・リキッドタイプのほうが境目が目立ちにくく、自然につなげやすい。反対に、皮脂が多い、またはメイクのもちを優先するなら、パウダータイプが使いやすい。クリームを極薄くのせた後、同系色のパウダーを少量重ねる方法は、色を濃くするというより、もちを補うために使うとよい。
顔の形より先に見るべきは、頬骨の実際の位置
「丸顔は必ず斜め、面長は必ず横」のように単純に分けるよりも、鏡を見ながら笑ったときに最も高くなる頬骨の位置を基準に始めるほうが自然だ。始点が小鼻の脇まで内側に入りすぎると頬の中央の面積が強調され、こめかみまで長くつなげすぎると色が生え際にたまりやすい。

秋色を選ぶときは、肌のトーンだけでなく彩度と明度も合わせて見る
ベリー、ローズ、テラコッタは秋によく提案される色だが、同じ色名でも明るさと鮮やかさは大きく異なる。肌が明るい場合は、一度に濃くのせるよりも透けるように重ね、ミディアム〜ダークの肌トーンでは、グレーみの強い色よりも十分な彩度のある色のほうが、くすんで見えるのを抑えるのに有利なことがある。
肌が乾燥している、または敏感ならベースをシンプルにする
乾燥してひび割れた肌では、製品を重ねるほどチークが角質に引っかかりやすい。米国皮膚科学会(AAD)は、乾燥肌のケアでは、刺激の少ない洗顔と十分な保湿を基本として推奨している。メイク前は過度な角質除去よりも、保湿剤を薄くなじませ、摩擦を減らすほうがよい。 [2]
チークはどこから塗ると失敗しにくい?
頬骨の最も高い位置にまず少量を置き、外側へ広げる方法が最も調整しやすい。最初から広く塗ると修正が難しいため、量を分けてのせるとよい。
クリームチークはファンデーションがよれませんか?
こするよりも、指やパフで軽くたたくようになじませると、よれを抑えられる。ベースが厚いほど摩擦で動きやすいため、チークを入れる部分のファンデーションを薄くするのも方法だ。
チークとリップの色は必ず合わせるべき?
完全に同じ色である必要はない。ただし、どちらか一方を強く選んだ場合は、もう一方の彩度を落とすと全体の印象が整う。同系色の温度感だけを合わせる程度のほうが、日常のメイクでは取り入れやすい。
DERME VERDICT
2026年秋のチークトレンドは、色そのものよりも「どこに、どれだけ薄く置くか」がポイントだ。コントゥアリングを完全になくす必要はないが、自然な肌の表現を求めるなら、まずはチークだけで顔の方向性を整え、必要なときだけ陰影を少量加える順番が実用的だ。
出典
[1] Allure・Fall 2026 Makeup Trends Put Your Best Features Front and Center・2026-09-03
[2] American Academy of Dermatology・Dermatologists' top tips for relieving dry skin・確認 2026-09-24

