ベビーウィングアイラインは、目尻を長く引き伸ばすテクニックではない。まつ毛の間の隙間を埋めたあと、目尻の外側にごく短い上向きのラインを足すと、線が細くても目元がくっきり見える。2026年のヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーでメイクを担当したパット・マクグラスは、この短いウィングにピンクのチークを組み合わせた。[1]
今回のルックの新しさは、「より多く描くこと」ではなく「どこで止めるか」にある。長いキャットアイが顔の横方向のラインを伸ばすのに対し、ベビーウィングは瞳とまつ毛のコントラストを残し、外側のラインは最小限に抑える。そのため、ラインが折れやすい奥二重や、目尻にしわがある人にも取り入れやすい。

ベビーウィングアイラインは、一般的なキャットアイと何が違うのか?
一般的なキャットアイは、目尻の外側までラインを長く延ばして形をつくる。ベビーウィングは粘膜ではなく、まつ毛の根元近くを埋め、下まぶたの目元の方向につなげる2〜3mmほどの目尻だけを残す。正確な数字はルールではなく、出発点だ。笑ったときにラインがしわに折れ込むなら、終点を内側に寄せる。
ランウェイ写真に見られる柔らかさは、アイラインだけによるものでもない。『ハーパーズ バザー』は、マクグラスが柔らかなペンシルを目の周りに塗ってからぼかし、シャドウを重ねたと伝えている。[2]黒いリキッドライン一本で再現するより、ペンシルとマットなブラウンシャドウで境界をぼかすほうが、実際の照明では鋭く見えにくい。
自分の目の形に合わせて、目尻の方向はどう決めればいい?
鏡を正面から見て、目を自然に開いた状態で、下まつ毛のラインが向かう方向に沿って小さな点を打つ。その点と上まつ毛の端をつなぐと、基本の角度がわかる。目尻が下がって見える場合は、外側の端を無理に上げず、最後のまつ毛より少し手前でラインを終えて余白を残す。
奥二重は、目を閉じたときにきれいなラインより、目を開けたときに途切れないラインが重要だ。ペンシルで隙間を埋め、目尻は折れ込むラインの下で止める。丸い目は黒目の上のラインを太くせず、外側3分の1だけ少し濃くすると、縦幅を強調しすぎない。
にじませずに引く手順は?
第一に、目元の油分をティッシュか少量のパウダーで整える。第二に、ペンシルをこすらず、まつ毛の間に短く置くように描く。第三に、小さなブラシで外側だけをほぐす。第四に、同系色のシャドウを薄く押さえるように重ねて固定する。修正するときは、綿棒にリムーバーをたっぷり含ませるより、終点だけを整えるほうがベースが崩れにくい。
FDAは、目の周りに使うよう設計されていない製品をアイライナーのように使用せず、動いている車内でアイメイクをしないよう案内している。[3]目が充血している、または感染が疑われるときは、製品を共用せず、メイクを休むことを優先したい。
FAQ
リキッドとペンシルでは、どちらが簡単?
最初はペンシルが簡単だ。境界をぼかせるため、長さや角度の小さな誤差が目立ちにくい。くっきりした目尻が必要なときだけ、最後の1mmをリキッドで補う。
アイラインが午後ににじむ理由は?
涙や皮脂、まぶたの摩擦が主な原因だ。ウォータープルーフかどうかだけを見るより、粘膜を避け、薄く何度か固定し、クリームタイプのベースが完全に乾いてから描くほうがよい。
DERME VERDICT
ベビーウィングの要点は、3mmという数字ではなく、目を開けたときに残る短い方向線にある。ペンシルでまつ毛の根元を埋め、折れ込む前に終え、シャドウで一度押さえる。長く描く習慣を減らした瞬間、むしろ目元はよりくっきり見える。
出典
[1] Vogue・Victoria’s Secret? Cashmere Manicures for All・2026-10-19

