飛行機そのものが問題だという根拠は十分ではない。とはいえ、ソウルでフィラーを受けた翌日にすぐ出国する予定は、勧めにくい。まれではあるものの、緊急性の高い血管閉塞が数時間後、場合によっては最大72時間以内に現れることがあるためだ。[1][2]
要点を一言でいえば、「飛行禁止」ではなく「治療へのアクセス」の問題だ。施術後72時間の間に、同じ病院、またはヒアルロニダーゼを直ちに使用できる医療従事者のもとへ戻れないのであれば、フィラーは旅行の前半に移すか、次回の訪問まで延期するほうが安全だ。

ソウルでのフィラー施術の予定は、なぜ帰国便から逆算して組むべきなのか?
海外患者の予定表では、施術日よりも出国日のほうが動かしにくい。そこで、帰国便から72時間を逆算し、その前にフィラー施術を置く方法が現実的になる。国際線で移動している間は、施術者に顔を直接見せたり、同日に修正治療を受けたりすることが難しい。
米国FDAは、フィラー後によく見られる反応として、あざ、赤み、腫れ、痛みを挙げており、多くは数日から数週間かけて治まることがあると案内している。まれな血管内注入は、皮膚壊死、視覚異常、脳卒中などの重大な合併症につながる可能性がある。[3] 軽い腫れと緊急性のある兆候を区別するための時間を、予定の中に確保する必要がある。
予約時に価格より先に確認したい4つのこと
1. 総額に何が含まれるのか
Seoul filler priceやGangnam filler costを比較する際は、1ccの価格だけを見ない。カウンセリング料、麻酔、製品容量、追加修正、付加価値税、アフターケアの確認費用が含まれているか、書面で尋ねる。同じ「1cc」でも、製品の種類や施術部位が異なれば比較は成り立たない。
2. 英語相談と緊急連絡は同じサービスなのか
予約時に通訳を利用できるという説明と、夜間に合併症の相談ができるという説明は別のものだ。営業時間外の連絡方法、英語対応が可能な担当者、写真の送信方法、緊急時に訪れる場所をそれぞれ確認する。
3. 帰国後に渡せる記録を発行してくれるのか
製品名、製造元、ロット番号、使用量、注入部位と層、施術日、医療従事者の名前を英語で受け取っておく。Medical Koreaの登録医療機関案内には、機関によって英語の領収書・診断書・検査結果や言語サービスを提供すると明記されている。[4] 実際の提供範囲は、予約前に確認しなければならない。
4. ヒアルロニダーゼをすぐに使用できるのか
ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸フィラーを分解する酵素だ。すべてのフィラーを溶かす万能な解毒剤ではない。施術製品がヒアルロン酸か、病院に薬剤が用意されているか、血管閉塞への対応手順があるかを尋ねる。
施術後72時間、ホテルで何を観察すべきか?
軽い圧痛や均一な腫れは、よく見られることがある。一方、時間が経つほど強くなる痛み、皮膚が白くなったり、まだら模様や青みを帯びたりする変化、冷たく感じること、水疱、視界のかすみは、様子を見てよいサインではない。[1][2] 直ちに施術を受けた病院と救急医療機関に連絡する必要がある。
毎日、同じ照明の下で正面と左右の斜め方向から写真を撮る。冷却やマッサージを行うかどうかは、施術者から受けた指示に従う。施術部位を強く押したり、自己判断で別の場所で溶解処置を急いで受けたりしない。
旅行の日程はこう組むと現実的だ
到着日はカウンセリングだけにし、翌日に施術を受け、その後の3日間はソウル市内で軽い予定を入れる。最終確認を終えてから出国する。撮影、ウェディング、長時間の屋外活動など、腫れを隠しにくい予定はその後に延期する。
翌日に出国せざるを得ない場合は、フィラーではなく、カウンセリング、肌の状態の記録、帰国後の治療計画だけを受けるのも選択肢だ。すでに旅行費を支払ったからといって、安全の余裕がない施術を無理に受ける必要はない。
よくある質問
フィラー後に飛行機に乗ると、気圧でフィラーが移動するのか?
一般的な客室内の気圧によってフィラーが移動するという根拠は確立されていない。実際の予定で重要なのは、腫れよりも、まれな緊急合併症に迅速に対応できるかどうかだ。
帰国後に問題が起きた場合、ソウルの病院は治療してくれるのか?
医療機関によって異なる。写真による相談、現地の医療従事者に渡す記録、費用負担の範囲、遠隔でのアフターケア期間を、施術前に書面で確認する必要がある。Medical Koreaには帰国後のアフターケアサービスを案内する登録機関もあるが、すべての機関に共通する標準サービスではない。[5]
出国前の最終チェック
航空券より先に、3つのことを確保する。72時間の現地滞在の余裕、英語の施術記録、24時間連絡可能な対応窓口だ。この3つがなければ、「ソウルで受けられるか」よりも「ソウルを離れた後に解決できるか」を基準に、施術を受けるかどうかを決める。
- 出典
- [1]Beleznay et al.·A Consensus on Minimizing the Risk of Hyaluronic Acid Embolic Visual Loss and Suggestions for Immediate Bedside Management·2020
- [2]CMAC·Guideline for the Management of Hyaluronic Acid Filler-induced Vascular Occlusion·2021
- [3]U.S. FDA·Dermal Fillers (Soft Tissue Fillers)·2023-07-07
- [4]Medical Korea·Accredited Hospitals 情報·発表日記載なし
- [5]Medical Korea·Medical Institutions and Aftercare Information·発表日記載なし
- [4]Medical Korea·Accredited Hospitals 정보·발표일 미표기
- [5]Medical Korea·Medical Institutions and Aftercare Information·발표일 미표기

