モチ肌とは、反射光を強く見せる「水光肌」よりも、水分を含んだ肌が指先に触れると跳ね返るように、やわらかく弾力のある印象を与えるサテン肌の表現だ。きらめきを増すのではなく、乾燥による肌の凹凸を落ち着かせ、自然なキメは残すことがポイントになる。[1]

Vogueは2026年10月24日、この流れを「鏡のようなグラススキンから、やわらかくベルベットのようなツヤへの移行」と整理した。名前は餅のやわらかな質感に由来するが、実際の肌を食べ物のように見せるという意味ではない。メイクの焦点がツヤの量から、表面のしなやかさへ移ったことを示す比喩だ。[1]

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モチ肌とグラススキンは何が違う?

どちらも肌が健康的でうるおって見えるルックだ。違いは光の扱い方にある。グラススキンが額・頬骨・鼻筋のはっきりした反射を生かすのに対し、モチ肌は顔全体に光がやわらかく広がる「拡散光」を目指す。ツヤのあるファンデーションを重ねるより、薄いベースとクリームカラーを肌になじませる方向に近い。[1]

この違いは、脂性肌や写真撮影の際に特に役立つ。強いツヤは照明の下で皮脂と混ざり、テカリに見えることがある一方、サテンのキメなら頬骨など必要な部分だけをさりげなく輝かせられる。反対に、非常に乾燥した肌が最初からマットな製品を使うと、さらりとした質感ではなく角質が強調されることがある。

スキンケアは何層重ねるかより「濡れた肌に閉じ込める」ことが重要

洗顔後、水分が完全になくなる前に保湿剤を塗ると、肌からの水分蒸発を抑えるのに役立つ。米国皮膚科学会は、保湿剤が肌の水分を保持できるよう、少し湿っている状態で塗ることを勧めている。脂性肌でも、洗顔後の軽い保湿を省く必要はない。[2][3]

化粧水・エッセンス・美容液を何層も重ねること自体が、モチ肌を保証するわけではない。手のひらにべたつきが長く残ると、ベースがよれることがある。軽い保湿アイテムを1〜2層使った後、セラミドやグリセリンを含むクリームを薄く押し込み、日焼け止めがなじむ時間を置く。基準にするのは製品数ではなく、「次の層がよれないか」だ。

ベースはどう塗ればサテンのキメが生きる?

1つ目は、カバーが必要な場所とツヤが必要な場所を分けること。薄いスキンティントやファンデーションを顔の中央から外側へ伸ばし、シミや色ムラはコンシーラーで点状に補う。厚い1層よりも薄い2段階のほうが、肌の起伏を消しにくい。

2つ目は、顔全体をパウダーで覆わないこと。目の下、小鼻、あごなど崩れやすい部分だけを、小さなブラシで押さえる。頬骨の高い部分や頬の丸みは残しておくと、ハイライターを使わなくても動いたときにやわらかな光が生まれる。

3つ目は、クリームチークを指先や目の詰まったパフで薄くたたき込むこと。モチ肌では、カラーは肌の上に乗った帯ではなく、内側から透ける血色のように見えるのが理想だ。鮮やかな色を使いたいなら、濃度を下げるのではなく、面積を狭くしてバランスを取る。

脂性肌・乾燥肌・トラブル肌は何を変えるべき?

脂性肌:ツヤではなく、うるおいだけを残す

軽いジェルクリームを薄く使い、日焼け止めとベースが重なってよれないかをまず確認する。午後に出る皮脂は、パウダーを重ね続けるよりティッシュで押さえ、必要な部分だけを直す。過度なスクラブはテカリを一時的に抑えて見せても、刺激を残すことがある。

乾燥肌:角質ケアより、しなやかさを優先する

ぬるま湯と穏やかな洗顔料を使い、保湿剤はうるおいの残る肌に塗る。浮いた角質を毎日、酸成分やパッドで削るよりも、数日間刺激を減らすほうがベースの密着には有利だ。ヒリつきや赤みがある状態では、新しいメイクルックよりバリア機能の回復を優先する。[2]

ニキビ肌:「テカらせない」と「詰まらせない」を区別する

マットな製品がすべてニキビ肌に適しているわけではない。製品ラベルでノンコメドジェニック、または毛穴を詰まらせないという表示を確認し、夜はカラーコスメと日焼け止めをやさしく落とす。赤く痛みのある炎症の上で、複数のクリーム製品を繰り返しこすらない。

よくある質問

Q. ハイライターは必須ですか?

いいえ。モチ肌のポイントは、特定の部分を強く輝かせることより、肌全体にやわらかな弾力感を出すことにある。頬骨に自然な光が残っているならハイライターは省き、必要なときだけごく少量を押さえる程度で十分だ。

Q. 米のとぎ汁や米エキスは必須ですか?

いいえ。「モチ」は質感を説明する名前であり、必須成分のリストではない。Vogueの記事では米エキス配合製品が提案されているが、実際に選ぶ際は、香料や刺激の可能性、保湿感、既存のルーティンとの相性を先に見るべきだ。[1]

Q. メイクが午後にひび割れるとき、まず何を減らせばいいですか?

まずは、スキンケアのべたつく層とパウダーをのせる範囲を減らす。次に、ファンデーションの量を半分にしてみる。3つの段階を一度に変えず、1日1つずつ変えると原因を見つけやすい。

DERME VERDICT | 光より先に、触感を

モチ肌の魅力は、「完璧になめらかな顔」ではなく、実際のキメを消さずに整って見えることにある。今日の選択基準はシンプルだ。洗顔後、うるおいがあるうちに保湿し、ベースは中央から薄く、パウダーは崩れやすい部分にだけ使う。ツヤを足す前に、肌が心地よく動くかを確認すれば、トレンドを自分の顔に合わせて取り入れられる。

出典